2025年2月13日

老化のメカニズムを知れば、老化予防は難しくない

老化のメカニズムを知れば、老化予防は難しくない

老化は止められないけど、遅らせることは可能です。若々しく歳をとることができれば嬉しいですよね。   老化を示す自覚症状はありませんか?肌のハリがない、シミ、シワが増えた、体力が落ちた、疲れやすい、疲れが取れない、物忘れがひどい、目が見えにくくなった、階段を上ると息切れがある、血圧高め、血糖値高め、体脂肪、ウエストが増えている・・・。   「いつまでも若々しくいたい。」と思うのは誰しも一緒です。ただ思っているだけでは何も変わりません。日々のセルフケアが必要です。老化=サビです。鉄が錆びないように油を塗るのと同じように、サビ止めをしてあげれば、老化するスピードをコントロールすることは可能なのです。  

老化のスピードを決める2つの要素

ここからは、老化スピードを決める2つの要素についての基礎知識です。 老化=酸化=サビるスピードを決める1つ目の要素はカラダを酸化(サビ)する活性酸素(サビさせる活性の高い酸素)の発生量、2つ目の要素は、この活性酸素から細胞を守る抗酸化物質(ビタミン・ミネラル・植物栄養素などのサビ止め防衛軍)の摂取量となり、老化のスピードはこの2つの量のバランスで決まります。   自転車のチェーンと一緒です。油をささずに(抗酸化物質を摂らずに)雨の中(活性酸素の多い状況)で乗れば、チェーンはサビ(酸化)ます。  

老化の原因、活性酸素が発生する状況

みなさんのカラダで老化の原因となる活性酸素が発生する状況を考えてみてください。例えば、長い会議、ストレスのある仕事、飲み会(お酒)、タバコ、排気ガス、紫外線、放射線、農薬、防腐剤、人間関係、激しいスポーツ、草刈り、掃除、運動会、などなど。日常的な生活でも活性酸素は発生しています。みなさん、この中でいくつ当てはまりましたか?   現代人は活性酸素の雨の中で生活しているといっても過言ではありません。活性酸素の雨に濡れないように、大きな傘をさす必要があるのですが、この増加した老化の原因(活性酸素)からカラダ(細胞)を守るべき抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、βカロチン)の摂取量は、ますます減少傾向にあります。実際に食事でとれる野菜や果物は少しだけ。さらに最近では野菜の旬も分からないぐらいハウス栽培の野菜が一般的で、ハウス栽培の野菜はきれいで、虫もついていませんが、栄養価(栄養素の量)がどんどん低くなっているのです。  

老化、活性酸素から身体を守る食生活

増加した老化の原因、活性酸素に対応する抗酸化物質の摂取方法としてオススメしている食生活が、1日1食の伝統的な日本食です。ご飯に具沢山の味噌汁(豆腐にワカメやキャベツ、ニンジンや玉ねぎも美味しい)、海苔に納豆などの植物栄養素が豊富で美味しい日本食を味わって食べることで老化予防につながります。   それでも不足している栄養素は品質のいい栄養補助食品(サプリメント)で補充することも必要だというのが、西洋医学発祥の地であるドイツやアメリカでの取り組みです。予防医療の先進国での取り組みを見習って、医者の世話になる前に簡単にできる老化予防、サビ止めのセルフケアをスタートしてはいかがですか。