2025年1月21日
2つの筋肉「赤筋と白筋」役割の違い
2つの筋肉「赤筋と白筋」
皆さんのカラダの中の筋肉には、赤い筋肉(赤筋)と白い筋肉(白筋)の2つの種類があることをご存知ですか?赤い筋肉(赤筋)と白い筋肉(白筋)は同じ筋肉なのに全く違う役割があります。
健康維持やダイエットの時に必要な筋肉は?どんな運動をすれば効率よく脂肪を燃やす筋肉を増やせるか?
勉強していきましょう。
まずは運動生理学について勉強していきましょう。2つの筋肉の内、赤い筋肉は遅筋と呼ばれ、ゆっくりとした動きや、持続的な運動に使われます。同じ姿勢を保つとき(座ったり立ったり)に使う筋肉や、マラソンのように持久力が必要なスポーツ選手の筋肉にも、この赤い筋肉が多いのです。
魚でいうと赤身の魚。赤身の魚の赤い部分は赤い筋肉なのです。海の中を泳ぎ続けるマグロやカツオのような持久力のある魚の筋肉です。
一方白い筋肉は速筋と呼ばれ、瞬発力のある速い動きに必要なものです。陸上競技の100メートル走や重量挙げの選手に必要な筋肉です。魚でいうと白い筋肉の多い、白身の魚。平目やカレイのように普段は砂の中でじっとしていますが、獲物が近くに来ると、目にもとまらぬような素早い動きで獲物をしとめます。このときの速い動きは白い筋肉でなくてはできないのです。
いかがです、赤い筋肉イコール持久走の赤身のマグロの筋肉。白い筋肉イコール瞬発力の白身の平目の筋肉です。イメージがつかめましたか。
健康・ダイエットに大切な赤い筋肉
この2つの筋肉の内、私たちの健康維持やダイエット、肥満予防に重要なのは、赤い筋肉です。この赤い筋肉は、腹筋、背筋、お尻の筋肉や太ももの筋肉など、重力に逆らって姿勢を保つ抗重力筋の中に多く存在します。この姿勢を保つ赤い筋肉が、体内で脂肪を燃やしてくれる脂肪の焼却炉の役割をしていて、この筋肉が少なくなると脂肪を効率よく燃やせずに、食べたものが皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されメタボリック症候群になってしまうわけです。
ただ、一概に一生懸命に筋肉トレーニングや運動をすればいいわけではありません。
効果的に赤い筋肉を増やす簡単な方法が、ゆっくり階段上りや腕振り運動です。
赤い筋肉を増やす「腕振り運動」と「ゆっくり階段上り」
■腕振り運動のやり方動画■
【わずか1分‼脂肪燃焼ダイエットと血流改善】医学博士考案 腕振り運動の効果とやり方
https://youtu.be/ox544GDr0MA
■ゆっくり階段上りのやり方動画■
【毎日の階段で効果的トレーニング‼】医学博士考案 ゆっくり階段上りの効果と正しいやり方
https://youtu.be/ox544GDr0MA
健康維持のため、ダイエットのため、赤い筋肉(赤筋)を増やすためにゆっくり階段上りや腕振り運動を生活に取り入れてみてください。継続することが何よりも大切です。