2025年1月23日
高血圧対策。コレステロールを活性酸素から守る方法
高血圧対策。コレステロールを活性酸素から守る
高血圧の原因は、悪玉コレステロール(LDL)が活性酸素によって酸化され汚い腐った油になり、これが血管の内側に溜まることです。この血管の状態が動脈硬化と呼ばれています。
ただし悪玉コレステロール(LDL)は私たちのカラダにとって必要不可欠であり、コレステロールの摂取を制限するより、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防ぐために、酸化の原因となる活性酸素から悪玉コレステロール(LDL)を守ってあげる抗酸化栄養素が大切だと考えられています。
コレステロールを酸化させる活性酸素とは?
悪玉コレステロール(LDL)を酸化させる活性酸素はみなさんの周りにもたくさんあります。
排気ガス、大気汚染(PM2.5)、紫外線、放射線、ストレス、農薬、保存剤、タバコ、飲み過ぎ、激しい運動、感染症、薬物、などなど。自分の周りの活性酸素を意識してみると、いろいろな発生源に気づくことができるはずです。まずはこれを減らすことが大切です。
コレステロールを酸化から守る抗酸化栄養素
次にこの活性酸素から悪玉コレステロール(LDL)が酸化しないように守ってくれているのが、ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、さまざまなポリフェノール(お茶のカテキンや赤ワインのアンソシアニンなど)などの抗酸化栄養素、そして私たち人間が生まれながらにして作り出すことができる抗酸化酵素(SOD、カタラーゼなど)なのです。
抗酸化酵素がしっかり働くために必要なミネラルが亜鉛やマンガンなどになります。ということは、このようなビタミンやミネラルを食事からしっかり摂取することが悪玉コレステロール(LDL)を酸化から守る、高血圧を予防するために大切になります。
だから食事(食材も食べ方も)が大事なのです。インスタント食品(カップ麺などのカップもの)、レトルト食品、ファーストフード、お菓子、スイーツ、甘い飲料などは栄養素的に問題があるものが多くあります。
このような食事ばかりをしているとビタミンもミネラルも抗酸化酵素も低下してきてしまい、悪玉コレステロール(LDL)を活性酸素から守ることができず、すぐに酸化して動脈硬化を引き起こしてしまいます。その結果、動脈硬化の先の高血圧、そして心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなります。
血圧が高めの方、高血圧の方、高血圧を予防したい方は、悪玉コレステロール(LDL)を酸化させないように
➀活性酸素の発生する状況を減らす
②活性酸素から守る抗酸化栄養素を摂取する
の2つの視点から対策することが大切です。