2025年1月23日
健康と細胞のエネルギー代謝の関係
カラダの健康とエネルギー代謝
人は食事で食べた糖分を細胞の中でエネルギーに変えること(エネルギー代謝)で、生命を維持しています。
細胞でエネルギーが作り出せないエネルギー不足の状態が脳細胞で起こると、集中力がなかったり、イライラしたり、不眠になったり。むかついてキレルのも脳細胞でのエネルギー不足です。日常生活で階段を上がると動悸、息切れがする、これは心臓の細胞でのエネルギー不足。免疫細胞でエネルギー不足が起こると免疫力が低下して、風邪やインフルエンザ、肺炎、膀胱炎、花粉症になったり、歯茎のまわりの炎症、歯周病などの感染症になったりします。
エネルギーを作り出す2つのステップ
体内でエネルギーを作り出すには2つのステップが必要です。この2つのステップが働かないと細胞でエネルギーが作り出せないエネルギー不足の状態が起こります。
1つ目のステップは、糖が細胞の中に入るというステップです。このステップで働いているのが、インシュリンというホルモンと、クロムというミネラルです。
2つ目のステップでは、この細胞の中に入った糖がエネルギー産生工場のベルトコンベアーに乗ってエネルギー(ATPというエネルギー通貨)に変わります。このエネルギー産生工場で働いているのが、ビタミンのB群すべて、そしてカルシウムとマグネシウムと鉄です。
このエネルギー代謝は、私たちの細胞の中にあるミトコンドリアというエネルギー産生工場で行われています。つまりエネルギー代謝を促進させ、元気に生活するためにはミトコンドリアというエネルギー産生工場と、そこで働く栄養素がとても重要ということです。
日本人は食事でとれた糖を100とすると30しかエネルギー代謝出来ていないといわれています。つまりエネルギーレベルが30点で非常に低い状態ということです。毎日を元気に過ごす為には、ミトコンドリアの活性化とバランスの良い食生活、足りない部分はサプリメントなどで補うことで、エネルギー代謝を促進させることが大切になります。