なぜ医学博士金城実は脱医者して予防医療に取り組んだのか?(3)
※本コラムは、なぜ医学博士金城実は脱医者して予防医療に取り組んだのか?(2)の続きです
健康診断で「異常なし」の本当の意味
体調が悪いのに健康診断で「異常なし」と診断されて喜んでいるあなた。健康診断を受けていれば病気にならないと勘違いしているあなた。
手足の冷え、肩こり、腰痛、乾燥肌、抜け毛、便秘、下痢、アレルギー、花粉症、物忘れ、慢性疲労、不眠などなど、体調不良があるということはカラダの中で何かが起こっている証拠です。メッセージです。
「えっ、どういうこと??」
健康診断は健康であるためのものではなく、病気を見つけるための方法で「病気診断」とよべば、その目的がよく分かるはずです。血圧が高くなったり、血糖値が高かったり、コレステロールが高かったり、異常をみつけるのが健康診断なのです。だから毎年健康診断を受けていた人が、どこかで「高血圧」「糖尿病」と診断される。そう、なったものを見つけるだけで、健康を続けるための方法ではないということ。
実は私もずっとそう思ってきていました。だからガン検診をしていれば、健康診断を受けていれば「ガンも減って、病気も減るはずだ!」と信じていました。
でも現実は、日本でのガン患者は増え続け、糖尿病は増え続け、高血圧は増え続けている。
「なぜ?」
そう言われてみれば、誰でも疑問に思うはずです。
でも今まで疑問に思ったことがなかったのが医者の私でした。
そうガン検診で見つかるのはガンになった後。
健康診断で見つかるのは病気になった後。
そのことに、なんと現代医療の最先端で治療に当たっている私が気づいていなかったのです。
いくら健康診断を徹底しても実は病気は減らない。
いくらガン検診を徹底しても実はガンは減らない。
こんな簡単なことが、私を含めた医療関係者も一般の日本人も知らない。逆にガン検診や健康診断を受けていれば、ガンになる確率や病気になる確率を減らせると信じている。だから、いつまでたってもガンも減らないし病気も減らないのは当たり前なのです。
健康診断と予防医療は何が違うのか?
【知らないと将来困る!?】健康診断と予防医療の役割の違い
その結果医療費が毎年1兆円ずつ増え、介護費が毎年数千億円ずつ増えている。これが日本の現状なのです。
私にも、みなさんにも、何かできることがありそうな気がしませんか。
なぜ医学博士金城実は脱医者して予防医療に取り組んだのか?(4)では私たちががんばらなくても簡単にできる取り組みで、ガンを減らしたり、血管を若返らせたり、代謝を上げて脂肪を燃やしてメタボや糖尿病になりにくい体を作ることができるかもしれないという私の取り組みをご紹介します。
→なぜ医学博士金城実は脱医者して予防医療に取り組んだのか?(4)に続く